知っておきたい！お酒の販売と免許

洋酒卸売業免許の基礎知識

お酒の販売には、酒税法に基づく「酒類販売業免許」が必須です。この免許は大きく「酒類小売業免許」と「酒類卸売業免許」の2種類に分けられます。

酒類小売業免許は、一般消費者や飲食店営業者などに対して、継続的に酒類を販売するための免許です。

一方、酒類卸売業免許は、酒類販売業者や酒類製造者に対して、継続的に酒類を販売するための免許です。

「洋酒」を専門に卸売したい場合は、「洋酒卸売業免許」が必要になります。

洋酒とは、酒税法上、日本酒、焼酎、ビール、みりん以外の酒類を指します。具体的には、ワイン、ウイスキー、ブランデー、リキュールなどが該当します。

洋酒卸売業免許を取得すると、国内外の様々な洋酒を酒類販売業者に卸売することができます。

洋酒卸売業免許の申請には、経験や取引先の確保など、いくつかの要件があります。

経験要件：原則として、酒類の製造・販売業に3年以上従事した経験などが求められます。経験がない場合は、酒類販売管理研修の受講で代替できる場合もあります。

取引承諾書：酒類卸売業免許の申請には、販売先となる酒類販売業者からの取引承諾書が必要です。

酒類販売業免許の申請手続きは複雑で、時間もかかります。専門家である行政書士に依頼することで、スムーズな免許取得が期待できます。

洋酒の卸売りには適切な免許が不可欠です。免許の種類や申請要件を理解し、必要に応じて行政書士などの専門家のサポートを受けることを検討しましょう。